ムカシトンボ
1億5千万年前に生息していたトンボの仲間に近い形態をしているところから、ムカシトンボという名前がついた日本固有種のトンボです。
ムカシトンボは、山間部の水のきれいな渓流域に生息しています。また、生きている化石といわれる生物で、北海道から九州までほぼ全国に生息しています。日本以外にはヒマラヤ山脈周辺のみ生息しているようです。
体長は5cm前後、腹長は3.6~4cm、翅の長さは3cm前後で頭部はやや横に広く、複眼は左右に離れています。前後の翅はほとんど同じ形をしており、体色は黒、胸の前面と側面に黄色の帯模様、腹の節ごとに小さな黄色の斑点があります。草木に止まる時も翅を閉じて止まることが多いようです。
幼虫は渓流域の石につかまって生活し、5年から7年かけて成虫へと成長します。成虫が発生するのは4月-6月頃で、渓流域を飛び回ります。